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ヴァヌアツから木曜島まで

6月1日 晴れ 9時アンカー上げ。パプアニューギニアのルイジアード諸島に向けて出航。約900マイルの航海予定。サント島の南西側は風がなく、ほとんど漂うような感じ。町から離れるとジャングルの緑が濃い。Noon 15.40S 166.59E
6月2日 晴れ 冷蔵庫の自動スイッチの切り替えの調子が悪い。仕方がないのでしばらくは時間を見て手動でスイッチを切り替えることにする。東からの10-15ノットの風で順調な航海。明日からの無風帯予報を見越して北方向に出来るだけあがっておくように試みる。Noon 15.27S 165.10E
6月3日 曇り時々晴れ 10-15ノットの東北東の風。あまりにも快適というかすることのない航海なので読書がはかどる。ヴァヌアツでは思いがけずたくさんの日本語の本が交換できたので(メラネシアホテルのHIROさん、サント島のまゆみさん、大感謝!)、在庫が潤沢とはいえ、1日に1冊のペースは如何なものか。Noon 14.49S 163.46E
6月4日 曇り スコールが多いものの雨スコールで(たくさんの虹や虹の脚)、風は東からの微風で機走の時間が長い。今日はニライが日本を出国してから5年目。事故も病気も怪我も離婚も泣くよく頑張りました。noon 13.54S 161.34E
6月5日 曇り 東の風弱く半日以上機走。浅生さんがいろいろ考えた結果、パプアニューギニアに寄るのをやめて直接オーストラリアの木曜島に向かうことにする。ソロモン諸島にも寄るのをやめたので少し残念。Noon 13.37S 159.52E 
6月6日 晴れ 夜中の1時過ぎに東から北東にかけて人工衛星の明るい軌道を確認。シャトルかラボかそれ以外か?数日前までいたジャングルの中の半裸で自給自足の生活をしている人たちも、夜空帆見上げると人類の乗った人工衛星が宇宙の端っこを飛んでいるのを見ることが出来るのだと思ったら当たり前難だけどびっくりした。風なく丸一日中機走。浅生さんがすっかりいやになっている。風さん、早く吹いて来い。Noon 13.23S 158.04E
6月7日 曇り時々雨 ようやく南ッ気の風が吹いてきた、と喜ぶのもつかの間、そのまま、南東の風20ノット超で波悪く時々スコールという状況に陥る。浅生さんと二人で「中間という天気はないのか!」と怒りながら1ポンリーフ。一日そのまま。ただしものすごく良く走った。Noon 13.03S 155.50E
6月8日 晴れ 今日は中間の天気(笑)南東の風15-20ノットでいかにも貿易風帯らしい青空と水平線の上のぽこぽこ雲。こうでなくちゃね。そして相変わらずものすごく良く走る。Noon 12.44S 153.11E

6月9日 晴れ 南東の風20ノット弱。代わり映えの市内一日だけど天気が良いので気分爽快。カツオドリのほかにアジサシの華麗な姿も見かける。Noon 12.31S 150.38E

6月10日 曇り 波が悪くなり、風が上がり一時30ノット近く。空はどん曇りでなかなか寒々しい鈍色の一日。Noon 12.27S 148.11E

6月11日 曇り 風が上がって3ポンリーフにする。スピードはあまり落ちずに揺れだけ減る。星も太陽も顔を見せず薄ら寒い一日。 Noon 11.56S 146.04E

6月12日 曇り時々晴れ 朝の9時にレイン島の水路に差し掛かる。ここからグレートバリアリーフの中。海鳥が何種類も入り乱れて多数飛び交う。サースデイアイランドはグレートバリアリーフの中にあり、水路や浅瀬や環礁でややこしいので、途中2泊ほど環礁の泊地に泊まり、昼間だけ走る予定でした。が、この風と波では環礁の泊地(陸はまるで無いところ)は全くお手上げです。仕方が無いので夜中走って木曜島に直行することに。夕刻イルカの群れが現れてオーストラリアにようこそと歓迎してくれてご機嫌。Noon 11.36S 143.50E

6月13日 晴れ GPSのウェイポイントがしっかりしているので、夜に走っても何の問題も無く快調。ずいぶん内側に入ってからようやくうねりや波は治まってきた。風は相変わらず南東の風20ノット前後。午前10時にサーステイアイランドの向かい側にあるホーン島の泊地(10.36S 142.14E)にアンカー。ヴァヌアツで一緒だったヨット「コントレイル」がいる。お疲れ様でした。予想していたより長くて強風の航海になりました。今日は日曜日なので入国手続きは週明けか。
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